好きな映画だけのブログ

好きな映画の好きなとこだけ

スペクター (2015年/ イギリス・アメリカ)

往年のファンが待ち焦がれた"スペクター"の復活により、6代目ジェームズ・ボンドは何処へ向かうのか

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この作品のタイトル『スペクター』が発表された時は鳥肌が立ったなー
シリーズ第1作の『ドクター・ノオ』から、『ロシアより愛をこめて』『サンダーボール作戦』『007は二度死ぬ』『女王陛下の007』『ダイヤモンドは永遠に』までの6作品に、007の宿敵として登場し、死闘を繰り広げた闇組織の名称ですよ
それ以降、権利問題からその組織を登場させる事が出来ず、ファンからは復活の声が相次いでいましたが、本作で満を持しての復活!!
まさか、こんな日が来るとは思っていなかった


そして、そのスペクター復活に合わせてか、往年のB級テイスト復活してますねー
正しい化学反応ww
ダニエル・クレイグを主演に迎えてからは、ひたすらシリアス路線が続いたので、「正直ちょっと…」と思っていた僕にとってはありがたい路線変更!
秘密兵器を搭載した、アストン・マーティンも復活ですよ!!
まさか、ダニエル・クレイグが、イジェクトシートで宙に舞う日が来るとはなぁ

 

 


【この映画の好きなとこ】


◾︎アバンタイトル
ヘリの中で繰り広げられる壮絶バトルではなく、ボンドが銃を構えるまでの超絶長回し!!
そもそも007は、スローモーションすら滅多に使わないのに、ここまで撮影技法に拘ったシーンて珍しすぎ!!
ビル屋上をスーツ姿で歩くシーンが特に好き

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◾︎オープニングタイトル
女王陛下の007』のオープニングタイトルを彷彿させるかの如く、ダニエル・クレイグ主演過去作品の面々が登場します
シルヴァ、ヴェスパー、ル・シッフル、M (グリーンはどした?)
深淵に飲み込まれていくヴェスパーのカットには胸が詰まります
けど、"なんでこのメンツがここに出てくるんだ?"と思ったら、それは既に術中にハマってますよ😌

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◾︎Qとのコンビネーション
前作『スカイフォール』から登場した、ダニエル・ボンド世代の新しいQ
前作では気取っててなんの魅力も無かったけど、本作では、散々ボンドに振り回される役所!凄くいい!
次回作での2人の絡みが楽しみ!
猫増えてるかな?

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◾︎スペクターのボス登場
過去作品のスペクターのボスは、エルンスト・スタブロ・ブロフェルドだけど、今回のボスの名前はオーベルハウザーだってさ
シルエットで登場し、圧倒的な威圧感と静寂をもたらす、素晴らしいお披露目
往年のブロフェルドを彷彿させます

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◾︎SHIT !!
スペクターの刺客、ミスター・ヒンクスと、そうとう激しい肉弾戦を繰り広げます!
列車での死闘はシリーズ名物ですね
で、大柄で無口な刺客もシリーズ名物
今回のヒンクスも、『私を愛したスパイ』『ムーンレイカー』に登場した人気殺し屋ジョーズの如く、退場間際に一言だけ放ちます

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◾︎"この後は?"
列車内の死闘に巻き込まれたマドレーヌ・スワン
前日の寝室では、「近寄ったら殺す」とまでボンドを拒絶していたのにも関わらず、ヒンクス撃退直後にボンドを求めるシーン
わかるなぁ

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◾︎秘密基地
とうとうこんなやつまで復活です!!
砂漠のど真ん中に秘密基地!!
ボンドをロールスロイスで迎え、シャンパンを振る舞うなんて😆

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◾︎私だよ  ※ネタバレ
過去に登場した悪役、ル・シッフル、グリーン、シルヴァについてオーベルハウザーの言及
「君が私の領域に踏み込んだ時に仲間を消した」「君が愛したヴェスパー、Mも永遠に消えた。私だよ。すべて私が仕組んだ。君に苦しみを与えて来たのは私だよ」と衝撃の告白!!
そんなの後出しジャンケンだよ!!と心の片隅で思いながらも、全身を蝕む鳥肌に負けました
そして、その後、拷問室で目覚めると白いシャム猫!!
そしてオーベルハウザーの名乗り!!
「今の私の名前は、エルンスト・スタブロ・ブロフェルドだ」
そうに違いないとしか思ってなかったけど、拍手喝采(したいほど)でした!!


◾︎M対C
スペクターの手先でナイン・アイズを立ち上げるCとMI6部長Mの対決
スペクターの手先と見破ったCに「友人の選択が悪い」とか、「"C"はCareless( = 不注意)の意味か?」

Cに向けられた銃から、予め抜いておいた弾丸を見せるM
ボンド並みにオシャレでカコイイ!!

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◾︎二度死ぬver.  ※ネタバレ
爆発により、右顔半分を覆う傷を負ったブロフェルド
これって『007は二度死ぬ』の時のブロフェルドじゃん!!
このあと火だるまとかになって髪全部燃えちゃうのかなー!?スキンヘッドになっちゃうのかなって凄い興奮したけど、そこまででした😌

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ついに復活したスペクター!そしてブロフェルド!
まさか、ブロフェルド逮捕で幕じゃないですよね??
次回作で、鮮やかな逃亡劇、そして全面対決へ向かってくれますよね??
スワンに待ち受ける運命は??
現在、圧倒的支持を受けるボンド役のダニエル・クレイグは、次回作で引退する事を明言しているので、どんな幕引きになるのかも含めてめちゃめちゃ期待してますよー!!

グリーンブック (2018年/ アメリカ)

シリアスなテーマだけど、もたらしてくれるのは笑顔と温かい涙

アカデミー作品賞受賞も納得の傑作!!
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黒人差別が根深く残る1962年のアメリカ南部
その土地でコンサートツアーを決行する黒人天才ピアニスト、ドン・シャーリー

その運転手と用心棒を兼ねるイタリア系アメリカ人トニーとの友情を描いた実話の物語


いやー素晴らしかった!!
(友達がいなければ)涙流して泣きましたよ!!
ホント温かい涙が頬伝うヤツです


監督が、『メリーに首ったけ』『愛しのローズマリー』などのおバカ映画を得意とするピーター・ファレリーだとは恐れ入りました!
こんな素晴らしい作品を作れるなんて、いやもう脱帽です


残酷な差別描写で観るものを打ちのめすんですけど、それ以上に温かな気持ちにさせてくれます
さすがにコメディセンスは抜群ですね
ホント幸せな映画


アカデミー賞受賞の脚本はもちろんだけど、演出、編集も素晴らしい
一番のお気に入りは省略がメッチャうまい!
シーンの結末を見せず、あとで驚かせる省略
もうひとつは、常套句を排除した省略
意外性と軽快なテンポで突き進みますねー


助演男優賞受賞のマハーシャラは当然だけど、主演男優賞、トニー役のヴィゴがとって然るべきじゃあないですかー??
20kgも体重を増やしただけでなく、ホント魅力的なキャラを創造してくれましたよ!
みんな大好きでしょ!?

 


【この映画の好きなとこ】


◾︎ケンタッキーフライドチキン
ケンタッキー州入りした事から、ケンタッキーフライドチキンを買い子供のようにむしゃぶりつくトニー
皿とフォークが無いことから、ケンタッキーフライドチキンのお裾分けを断るドン
手をベッタベタにしながらも平気でハンドルを握り、豪快に笑いながら食べるトニーが大好きです
恐る恐る手掴みで食べるドンもいいなあ
このシーン観たら100%の人ケンタに走りますよね

食べ残した骨の処理や、プラカップの回収まで見事!!

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◾︎スタインウェイのピアノ
黒人ミュージシャンを見下す地元施工業者が、指定された高級ピアノ"スタインウェイ"ではない安物のピアノを設置
自身も黒人差別者でありながら、ドンの演奏に心を奪われたトニーが、初めて怒りを露わにするシーン
ここも上手な省略がされてます!

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◾︎妻への手紙
電話代節約の為、ツアー中手紙を書くトニー
文才の無さに呆れたドンが文章を作り、それを読んだ妻や家族が素敵な文章に心奪われる展開に
ドンは、トニーの持つ家族への愛情を
トニーは、音楽のみならず本当のアーティストであることを再認識
尊敬と信頼がより強くなった事を如実に物語るシーン

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◾︎黒人専用バーでの演奏  ※ネタバレ
物置の楽屋を与えられ、レストランの利用を断られたドンとトニーが演奏を拒否し、出て行った黒人専用バーで、クラシックではなく、ジャズを地元バンドメンバーと披露するシーン

演奏を心から楽しむドン
最高の盛り上がり!!
ドンの持つ大金を狙った強盗の顛末も見事!
普通の映画だと、金を奪われ危険な目に遭うんだけど、そんな平凡な事してません😌

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◾︎Merry Christmas
激しい雪の中、ドンとトニーの車を停止させるパトカー
以前、同様の場面があり、黒人へ敵意むき出しの警官に逮捕された事から、嫌な予感しかしないんだけど…
いい警官もいるんだ😭


雪を凄く綺麗に撮っています!これは大スクリーンで観られてホントによかった!


◾︎ラストシーン
ツアーを終え無事帰宅したトニー
一度は誘いを断るも、シャンパン片手に現れたドン
トニーの妻が放つ一言に、劇場が笑いで包まれ、最高に幸せなハッピーエンドを迎えます

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自身はどの土地に赴いても、上質なもてなしを受けるセレブミュージシャンでありながら、あえて差別色強い土地でのコンサートツアーを行い、"人の心は変わる"ことを信じ続けたドン
映画では2ヶ月として描いているけど、実際は一年半にも及ぶツアーだったらしいですね
ホントに嫌な思いたくさんしたんだろうなあ
映画で描かれているエピソードは、ほとんどが実際にあったことなんですね
まさか、ロバート・ケネディとも繋がっているなんて!
トニーとドン、2人の友情はお互いが他界するまで続いたんですね
よかったー


コレ、必見です

ナイト&デイ (2010年/ アメリカ)

往年のロマンチックラブコメ風だけど、それだけで終わらせないのがトム・クルーズ

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軽いラブコメ風展開に気を抜いていると、突如巻き起こるアクションにガツンとやられるヤツです
けど、決して重くなくサラッと見せてくれる所にジェームズ・マンゴールド監督の力量を垣間見れます
他にどんな作品作ってるのかなと思いググってみたら、後に『グレイテスト・ショーマン』を撮ってる方じゃないですか!(観てません)


トム・クルーズも、ただの武闘派イケメンではなく、危険人物なのか?それとも…?と思わせるミステリアスでデンジャラスな役どころを上手く演じており、なかなか目が離せないんですよ


で、キャメロン・ディアスですよ
撮影当時38歳との事ですが、相変わらずかわいく魅力的です!恋する乙女に恋しちゃいますね


エキゾチックなリゾート地で繰り広げられる、巻き込まれ型サスペンス、ロマンチックラブコメ、そして本格アクション!!
みんな大好きなやつ!!

 


【この映画の好きなとこ】


◾︎飛行機内での戦い ※ネタバレ
ひと月もかけて振付けを仕込んだというシークエンス
かなり魅せてくれます!
乗客全員を不審者と思わせる演出が上手いなーと思ってたら、CA、機長まで敵かよ!
そして、墜落まで一気に見せてくれます!!

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◾︎ゼファー
天才が作った高性能電池ゼファーの争奪戦が物語の軸なんだけど、トム・クルーズ演じるロイが人形に隠したそれを見せると、キャメロン・ディアスが真顔で言う「フィギュアを奪い合ってるの!?」に1分わらた🤣
ここまで多数の死者を出した攻防戦を思い起こすと笑いが止まりません🤣

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◾︎尾行するジューン(キャメロン・ディアス)
組織のメッセンジャー接触する為、夜の街に出かけたロイを尾行するジューン
ロイが何者なのかますますわからなくなるミステリアスな展開と、妖しい夜の風景にヤラレるシーンです
些細な誤解から傷心するジューンにキュンてします


◾︎組織を煙に巻くロイ
列車内まで攻め込んできた敵を車内に置き去りにしたロイ
曇った列車内の窓ガラスに浮かび上がる指でなぞり書きした円
覗き込んだその先に映るのはロイ!!
カコイイ!!

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◾︎ロイ奪還
組織の元に連れ去られたロイを、ナースに変装し奪還するジューン
恋する女強し!
かわゆす!

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◾︎ナイト家で迎えるエンディング 
応募すらしていないのに、なぜか懸賞に当たりまくるナイト家の老夫婦
その謎が解明するホッコリなエンディングが最後に待ちかまえてます
これはもう観てもらいたいです!

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ホントアクション演出も好調なんですけど、やっぱトムクルとキャメロン嬢の魅力につきますねー
バカンス先での恋物語って最強じゃないですか
また、アクションシーンテンコ盛りなのに、音楽もまたサラッとしていてホントに疲れないんです
最後に残る印象は、2人のロマンチックで軽妙なやりとりばかり
アクション映画苦手な人にも是非観てもらいたいです!!

ダイ・アナザー・デイ (2002年/ イギリス・アメリカ)

007シリーズ第20弾記念作品だからここまでやる!!お祭りだからここまでやる!!
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例えば、1967年の『007は二度死ぬ』、1979年の『ムーンレイカー
007シリーズは、ギャグか!?ってほど荒唐無稽な大スペクタクル劇作品を、これまでに何度か発表しています
本作では、人種が変わる、車が消えるなど、まさにやりたい放題!!
ついていけないオールドファンもたくさんいたでしょう
けど、もう潔いほどバカバカしくて気持ちいいんです!
もうこれぞエンタメ!!


1995年に『ゴールデンアイ』で、5代目ボンドを襲名し、本作が最終作となったピアース・ブロスナン
突然の解雇処分に、FUCK YOU !!連発、伝説のインタビューを残してシリーズを去ったけど、"最高にカッコいい"と言うだけではすまない、まさに"シビれるほどカッコいいボンド"を見せてくれます!!!!

 


【この映画の好きなとこ】


◾︎アバンタイトル
開幕早々に巨大な波に乗るサーファーのシルエット
ひとり、またひとり増え、3人で大波に乗る大スペクタクル
音楽も最高にカッコよくて、訳がわからない状況ながらメッチャ興奮度高いです!

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◾︎つまみ食い
1965年の『サンダーボール作戦』で見せたぶどうのつまみ食い
今回、作品中で再現してるんだけど、ブロスナン独自のテイストで見事ですよ!!
ファン悶絶ー!!


◾︎ジンクス(ハル・ベリー)
ピンクの花柄ドレスを纏った本作のボンドガールジンクスが、銃で敵を次々と仕留めるシーン
このアンバランスな魅力!!
カコイイ!!

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◾︎Q(ジョン・クリース)
銃を撃つQって、シリーズ初にして今のところ唯一ですよね
テスト射撃シーンですけど、演じるジョン・クリースがまたカッコいいんですよね
まさに秘密兵器開発担当役員としての説得力あります!


◾︎ミランダ・フロスト(ロザムンド・パイク)
シリーズ伝統の悪女役
マジでいいオンナ過ぎるし、歴史に残る裏切りっぷりも最高!!騙されたい!裏切られたい!

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◾︎アストン・マーティンV12
ピアース・ブロスナン主演作品では、BMWがメインのボンドカーとなって、多くのファンを失望させてましたが、こんなにカッコいい新型アストン・マーティンを登場させてくれてうれしい!!
VSジャガーの氷上カーチェイスは最高にバカっぽくて最高に盛り上がります!!
イジェクターシートの使い方もわかってるなー
ルーフを閉めるボタンを、大げさなアクションでチョンって押すブロスナンも、完全にボンドをモノにしてるしー!!

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◾︎ジンクス救出シークエンスのボンド
ここが本作一番の見せ場だと確信してます
なんせ、ボンドがカッコよすぎる!!
マシンガンを放つ2人の守護兵を正面からアストン・マーティンで跳ね飛ばし、ドアを突き破り躊躇なくフロントガラスを割りジンクスを救出する!!
男ブロスナンにマジでシビれます!!


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ピアース・ブロスナン、カッコいいなあ…


大バカ映画みたいに書いたけど、ホント気持ちのいい暴れっぷりですよ!
作品は大ヒットしたし、ブロスナンもホント満足したんじゃないかなあ
この反動からか、この次の作品『カジノ・ロワイヤル』から、驚くほどのシリアス路線にシフト
まあ、この流れはシリーズの慣例なので、またこんなお祭りやってほしいなー

ローズ (1979年/ アメリカ)

こころの叫びをここまで描いた映画、絶対ない!!

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人気女性シンガーローズの、"休ませて"と"そばにいて"
この2つだけを叫び続ける映画


心身とも限界に達し、ギリギリの精神状態に追い込まれているローズ
酒やドラッグでバランスを取りながらも駆け抜けた彼女の人生
誤解を恐れずに言わせてもらえば、なんのストーリーもない作品
しかし、ローズの人生に寄り添える作品です!!


この作品で初主演をこなした、ベット・ミドラーが素晴らしすぎます!!
その歌唱力もさる事ながら、初主演とは到底思えぬほど肩の力が抜けた演技!!
この作品で、数々の主演女優賞を獲ったのも納得です!!

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また、ローズのマネージャーであるラッジとのコンビネーションも抜群なんですよねー
タイトルを『ローズ対ラッジ』にしてもいいくらい、熱くて見応えのあるバトルを繰り広げてます!!
名コンビです

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監督のマーク・ライデルは、1991年に自身の監督作品『フォー・ザ・ボーイズ』で、再びベット・ミドラーを主演に迎え、またしてもゴールデングローブ主演女優賞をもたらしてます
そりゃ使いたくなりますよねー
素晴らしいもん

 


【この映画の好きなとこ】


◾︎When A Man Loves A Woman 〜男が女を愛する時〜

無数のアーティストに歌われ、誰もが知る名曲
このベット・ミドラーのバージョンがいちばん好き!!

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◾︎電話ボックス
マネージャーラッジや、恋人に去られ、精神崩壊寸前
(本編では暗示されるだけだが)絶縁状態と思われる両親に電話をするシーンから、少女のような口調に変わるのが印象的
この時、"終わり"を予感したんだろうなあ
全てに去られた彼女を、両親が優しく包み込みます


◾︎コンサート会場
クライマックスのコンサート会場
カメラがスタジオ背後から正面に周ると、何千人という観客を集めた本物のコンサート会場!!
CGが無かった時代の、本物の迫力!!
トリハダ!!!!

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◾︎Stay With Me
大量のドラッグを摂取し、瀕死状態で現れたローズがクライマックスのコンサートで披露する、まさに"心の叫び"、いや"魂の叫び"
圧巻のステージアクトに鳥肌!!
みんな泣け!!


◾︎The Rose
ベット・ミドラーが歌うエンディングテーマ
激しく駆け抜けたローズへのレクイエムでもありますよねきっと
本編が終わったあとも、この曲のせいで涙が止まりません

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ローズのズタズタな心が痛いほど伝わってくる、とても繊細な作品です
しかし、暖かみを帯びたエンディングは、ローズの魂が救済された事を物語っているんでしょうね
たくさんの人に笑顔を振りまき、たくさんの人に笑顔をもたらせたローズ
ありがとう
おやすみ
天国から彼女の「Hello !! Mother Fucker !!」が聞こえてくるようです

必殺!Ⅲ 裏か表か (1986年/ 日本)

映画版でこれやる!?ファンの期待を、どちらの意味でも大きく大きく裏切る重厚なドラマに痺れよ!!

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金を貰い、弱者の晴らせぬ恨みを晴らすのが仕事人だけど…
本作は、裏と表社会で抹殺されようとする仕事人中村主水を、仕事人仲間が救済する物語です
絶体絶命のピンチに、南町奉行所の昼行灯を決め込む余裕もなく、四六時中張り詰める緊張感がたまらない!!


容疑者をリンチする中村主水を止めに入った上司田中様に向かって「テメエはひっこんでろ!!」ですよ!
ただごとじゃないシーン満載です


奉行所まで手なずけるほどの勢力を誇るアウトレイジな両替所を、まさに戦慄が走るほどの恐ろしさで描いている点も本作の魅力

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監督が、テレビシリーズも手がけ、数々の名作を世に放った工藤栄一です!
あの『必殺必中仕事屋稼業』最終回の工藤栄一監督ですよ!!
得意の"光と陰"の描写始め、どのカットも素晴らしすぎます!!


必殺シリーズ特有の華麗さを徹底排除し、まさに手に汗握るリアリズムで描いた本作
組紐屋の竜(京本政樹)でさえ地味な衣装着せられてますねww


普段は華麗に一撃でトドメを刺す、竜の組紐、秀の簪など、なんの役にも立たない
慣れない刀や棒切れを振り回して対抗ですよ
多勢に無勢、劣勢に追い込まれる仕事人
無残にもバッタバッタと倒れる仕事人
これは、必殺ファンが求める作品ではない
けど一級品です!!
超シビれます!!

 


【この映画の好きなとこ】


◾︎秀とおこう
海で戯れる2人にピアノのメロディがつけられたフランス映画みたいでお洒落なシークエンス
これ必殺ですよね!?
さすがですね工藤栄一カントク!

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◾︎斬り込み役
汚名挽回のチャンスを貰い、「斬り込んでくれれば、後は我々が一気に決着をつける」と言われ、籠城している凶悪犯に立ち向かう中村主水
しかし、援護を約束した奉行所仲間にまで見捨てられ、非情にも静観されるだけの絶望的名シーン!!
"生憎だが、オレはこんな事じゃ死なねえよ"

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◾︎せんとりつ
ニートラップを仕掛けられ、スキャンダルまみれになった中村主水
妻りつに、せんが「やはり離縁か?」と尋ねると、「私は別れません。あの人の妻ですから」とキッパリ
テレビシリーズでは絶対に観られない夫婦愛、絆にマジ涙


◾︎秀の告白
両替所と奉行所の共謀により、犬死にしたおゆみは自分の恋人だったと、おこうに告げる秀
その床下で、そのおゆみにハニートラップを仕掛けられた中村主水がその会話を聞く衝撃シーン
出てきた主水に「おっさん、酒呑もうか」
たまんないっすね


◾︎最期の戦い
中村主水を救出するも、厳重警備の島から脱出出来ずにいる仕事人たち
警備が手薄になった頃合いに、秀がおゆみの敵討ちと称し仕事料を出す
主水も上乗せをして、最後に生き残った奴が持って行こうぜと言い、小判を床に落とす
死を決意した仕事人たちのカッコよさよ!


◾︎おこう(松坂慶子) ※ネタバレ
夫を殺した両替所と手を組んだおこう
主水に「あんたは恐ろしい人だ」と言われていたが、最後に夫の仇を討ち、「私はこれでも恐ろしい女ですか?」と、目いっぱいの涙を浮かべるラスト!
コレはおこうの物語だ!!!!

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◾︎エンドクレジット
全てが終わり、長い階段を降りてくるおこうと主水がすれ違うが、おこうは主水と目を合わせず通り過ぎる
名画『第三の男』のオマージュと思われるシーンだけど、強く生き抜こうとするおこうの心情が見事に描かれている
本編のラストシーンとして、これ以上のものはないっすね!!
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ファンの期待を大胆に裏切る作品だけど、"必殺仕事人"として観なければ最高に面白いし、"必殺仕事人"として観ても、大胆なスピンオフ作品として評価されるべきですよ
被害者=頼み人のドラマ中心で物語が進むのが必殺の通例
ここまで、中村主水を徹底的に主役として、いや、逃げ場を無くして描いたのも特筆
これだけ出ずっぱりでもダレないのは、やっぱり中村主水だからだよなあ

ガス人間第1号 (1960年/ 日本)

この世の者と思えぬほどの美しさ!!八千草薫のただならぬ存在感も相まり、名画へと昇華した東宝特撮変身人間シリーズ作品
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東宝特撮の変身人間シリーズ三部作として、『美女と液体人間』『電送人間』に続く作品


化学実験により体が大気化する"ガス人間"にされた水野が、想いを寄せる日本舞踊家元藤千代の為に犯罪を重ねていく
銀行強盗で手にした大金を、"田舎の土地を売った金"とウソをつき、藤千代まで警察沙汰に巻き込むのだから迷惑な話しではあるけど、いつしか惹かれていくなんて…
男と女は切ないです

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オペラ座の怪人』を下敷きにしながらも、独自の世界観を構築し、特にアメリカで大ヒットを記録し根強い人気を誇っているようですね


"変身人間三部作"に位置付けられているけど、ドラマや演出のクオリティが突出しており、怪奇SF色減退の異次元名画になっちゃってます

 


【この映画の好きなとこ】


◾︎八千草薫(藤千代役)
ため息しか出ない圧倒的な美しさ!可憐さ!
そりゃガス人間じゃなくてもなんでもしてしまいますよ
日本舞踊のシーンもたっぷり!
八千草薫さんのシーンは、マジでどれも別次元!
メチャメチャ画面が引き締まり、オーラビシバシです!
これがスターなんでしょうね

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◾︎観客席にひとり座る水野
警察の策略により、結果水野(ガス人間)が、ひとり貸切状態で藤千代の舞台を観る事にww
水野の嬉しそうな顔と、惜しみない拍手が頭と耳に焼きついて離れません

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◾︎"お見事でございました"
ステージを終えた藤千代にかけられた、老鼓師の言葉
舞台だけでなく、人生の千秋楽になる事を知った上での言葉と思われ、共に幕引きを決意したその言葉に胸が熱くなります

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またいい顔してるなぁ

 

◾︎エンディング  ※ネタバレ
ホール爆発炎上後、執念で起き上がるガス人間
しかし、ゆっくりと朽ちてゆくその姿を、非情にも思いっきり引きで撮っているんですよね
なんの感情も寄せないで
すごいなぁ
で、崩れ落ちるその姿に、公演祝いの花輪が倒れ弔い花となる見事なエンディング
スタンディングオベーションものですよf:id:tWATANABE:20190302194449j:image
じっくりゆっくりドラマ部分を見せ、クライマックスで打ち上げ花火を上げるかの如く見事に盛り上げ、観る者の心を鷲掴みにします
近年舞台化もされていた事が、単なる特撮モノではなく、語り継がれるべき名画である事を実証していますよね
八千草薫さんの美しさと共に、こんな素晴らしいドラマがフィルムに焼き付けられるなんて美術館で永久保存するべきレベルですよ
そんな名画を自宅で観られる我々現代人は幸せです😌